「消防に相談してください」と、ここまで何度も書いてきました。
では、何を持っていけばいいのか。
手ぶらで行くと、「量を調べてから、また来てください」で終わります。 一度で済ませるための準備を書きます。
先に結論
- 持っていくのは紙1枚でいい
- 書くのは品名・おおよその量・置き場所
- 聞かれるのは「何が、どれだけ、どこに」
- 判断してもらう側なので、こちらで結論を出していかない
- 行き先は所轄の消防本部の予防課

どこに行けばいいのか
所轄の消防本部の「予防課」です。
- 119番ではありません(あれは通報です)
- 消防署の代表番号に電話して「危険物の相談をしたい」と言えば繋いでもらえます
- 市町村によって課の名前が違うことがあります(予防課・危険物係など)
いきなり行くより、電話してから行くほうが確実です。 担当者が外に出ていることがあります。
持っていくもの
紙1枚で足ります。 こういう表を作ってください。
| 品名 | おおよその量 | 置き場所 |
|---|---|---|
| 廃油 | ドラム缶 3本 | ヤード東側・屋外 |
| 廃シンナー | 一斗缶 5缶 | 倉庫内 |
| 自社給油用の軽油 | ドラム缶 1本 | 事務所裏 |
| リチウムイオン電池 | コンテナ1箱・約100kg | ヤード西側 |
これだけです。

正確でなくて構いません。 「だいたい」で十分です。ゼロよりはるかにマシで、向こうもそれを前提に聞いてくれます。
あわせて持っていくと話が早いもの
- WDS(廃棄物データシート) … 引火点が書かれていることがあります
- ヤードの配置が分かる図 … 手書きで構いません
- 産廃の許可証の写し … 取扱品目を聞かれることがあります
何を聞かれるか
だいたいこの4つです。
① 何を置いていますか
品名です。「廃油」「廃シンナー」など。
② どれだけですか
量です。ドラム缶の本数、だいたいの重量。
③ どこに置いていますか
屋内か屋外か。建物からの距離。他に何が近くにあるか。
④ いつからですか/これから増えますか
今の状態と、今後の見込み。増やす予定があるなら、必ず言ってください。 後から変わるより、先に相談したほうが早いです。
言わないほうがいいこと
「うちは届出が要りませんよね」
これを言うと、話が止まります。
判断するのは向こうです。こちらが結論を出していくと、確認ではなく交渉になってしまいます。
正しい聞き方はこれです。
「こういうものを、これだけ置いています。何か手続きが要りますか」
事実だけ出して、判断してもらう。 これが一番早いです。

聞きに行くことで、不利になりません
これを心配される方が多いです。
「わざわざ言いに行ったら、目をつけられるのでは」
逆です。
私は消防職員として勤務した経験がありますが、先に相談に来た事業者と、立入で初めて会う事業者では、見え方がまったく違います。
- 先に来た → 把握して、ちゃんとやろうとしている
- 立入で初めて → 把握できていない
同じ状態でも、印象が変わります。 そして実務的にも、先に聞いておけばそもそも指摘になりません。
立入検査で何を見られるかにも書きましたが、知らずに置いているほうが、ずっと不利です。
帰ってきたらやること
言われたことを、その日のうちにメモしてください。
- 届出が要るか、要らないか
- 要るなら、様式はどこでもらうか
- 標識と掲示板の様式はあるか
- 次に相談すべきタイミング(量が増えたとき、など)
担当者の名前も控えておくと、次が楽です。 「前回〇〇さんに相談した件ですが」で話が早く進みます。
<!– 現場メモ用:実際に相談に行ったときのやり取り、言われたことがあればここへ –>
まとめ
- 行き先は所轄の消防本部の予防課。電話してから行く
- 持ち物は紙1枚。品名・おおよその量・置き場所
- 正確でなくていい。「だいたい」で十分
- 聞かれるのは「何が、どれだけ、どこに、これから増えるか」
- 「要りませんよね」と言わない。 事実だけ出して判断してもらう
- 聞きに行って不利になることはない
何を数えるかは少量危険物の届出、廃油の扱いは廃油のドラム缶、表示は標識と掲示板にまとめています。
※火災予防条例は市町村ごとに定められており、窓口の名称や手続きは自治体によって異なります。 本サイトは情報発信のみを行っており、届出書類の作成や手続きの代行は行っておりません。
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