取扱品目に電池を足すには変更許可が要る|届出では済みません

更新・変更

「電池も持っていってもらえませんか」

取引先からこう言われたとき、許可証を見てください。 取扱品目に入っていなければ、運べません。

そして、足すには変更許可が要ります。届出ではありません。

結論

  • 取扱品目を増やすのは事業範囲の変更。だから許可が必要
  • 車両の増減(変更届)とは、まったく別の手続き
  • 手数料は都道府県により異なるが、7万円台のところが多い
  • 自治体によっては事前協議が要る
  • 言われてから動くと、間に合わない
同じ「変更」でも別物

届出と許可は別物です

ここを混同している人が多いです。

手続き 中身
車を入れ替えた 変更届 出すだけ。10日以内など期限がある
役員が変わった 変更届 出すだけ
取扱品目を増やす 変更許可 審査される。新規申請に近い
積替保管を加える 変更許可 場所そのものが審査対象

「変更」という言葉が同じなので、同じ手続きだと思われがちです。 違います。

変更届は、起きたことを報告するもの。
変更許可は、やっていいか審査してもらうものです。

いくらかかるか

都道府県に納める手数料は、自治体によって異なります。参考までに、ある県ではこうなっています。

申請 手数料
新規 81,000円
更新 73,000円
変更許可 71,000円

更新とほぼ同じ金額です。 つまり、役所から見ても「それくらいの手間の手続き」ということです。

そして複数の都道府県で許可を持っていれば、その数だけかかります。 兵庫・大阪・京都で持っていれば、3回です。

更新とほぼ同じ金額

時間がかかります

ここが一番の問題です。

  • 申請書を作る
  • 自治体によっては事前協議が要る
  • 受理されてから、審査に標準処理期間がある

合わせると、数か月を見ておく必要があります。

「来月から電池もお願いします」には、間に合いません。

だから、先に足しておく

これが結論です。

今まさに、こういう相談が増えています。

  • リチウムイオン電池を受けてほしい
  • 太陽光パネルを受けてほしい
  • 蓄電池の撤去が出てきた

パネルの大量廃棄は2030年代に集中します。電池も同じで、これから増えることが分かっています。

増えてから動くと、仕事を取り逃します。

言われてから動くと遅い

何を足せばいいのか

品目の名前は、許可証の書き方に合わせる必要があります。 ここは自治体ごとに表記が違うので、窓口で確認するのが確実です。

目安として、こう対応することが多いです。

現物 品目の考え方
リチウムイオン電池 金属くず・廃プラスチック類などの混合物として扱われることが多い
鉛蓄電池 金属くず+廃酸の扱いが絡む
太陽光パネル ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず/金属くず/廃プラスチック類
蛍光灯 水銀使用製品産業廃棄物の扱いが別途かかる

「電池」という品目はありません。 現物が何でできているかで決まります。だから許可証とにらめっこしても分かりません。 窓口に聞いてください。

現場ではこうなっている

許可証を見ていない業者が、思ったより多いです。

先代から引き継いだままで、今どの品目が入っているか即答できないことがあります。そして、

  • 入っていない品目を、知らずに運んでいる
  • 入っているのに、使っていない

どちらもあります。前者は無許可営業です。

更新のときに、取扱品目を声に出して読み合わせるのをおすすめします。5年に一度しかない機会なので、ここでやらないと次は5年後です。

<!– 現場メモ用:変更許可を取ったときの期間、言われた条件があればここへ –>

まとめ

  • 取扱品目を増やすのは変更許可。変更届ではない
  • 手数料は更新とほぼ同じ。都道府県ごとにかかる
  • 事前協議がある自治体もあり、数か月かかる
  • 言われてから動くと間に合わない。先に足しておく
  • 「電池」という品目はない。現物が何でできているかで決まる

契約書に電池の条項が入り始めている話は電池が入っているかを契約書に書く日が来るに、改正の全体像は2026年から2027年にかけて変わることに書きました。

※手数料・標準処理期間・事前協議の要否は自治体ごとに異なります。 品目の当てはめも含め、実際の手続きは必ず所管の窓口にご確認ください。本サイトは情報発信のみを行っており、申請書類の作成や手続きの代行は行っておりません。

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