紙マニフェストA〜E票の流れ|どの票がいつ戻るか

マニフェスト

紙マニフェストは7枚つづりです。A・B1・B2・C1・C2・D・E。

どれが誰の手元に残り、どれが戻ってくるのか。 ここが曖昧なまま運用されている現場は少なくありません。

1枚にまとめました。

結論

票 行き先 期限
A票 交付時に排出事業者が保管 -
B1票 運搬業者の控え -
B2票 運搬終了後、運搬業者 → 排出事業者 交付から90日
C1票 処分業者の控え -
C2票 処分終了後、処分業者 → 運搬業者 -
D票 処分終了後、処分業者 → 排出事業者 交付から90日
E票 最終処分終了後、処分業者 → 排出事業者 交付から180日

特別管理産業廃棄物は、B2票・D票が60日です。

3人の手元に何が残るか

排出事業者
A票(交付時)+ B2票・D票・E票(返送)= 4枚
これが揃って、初めて「最後まで追えた」ことになります。

運搬業者
B1票(控え)+ C2票(処分業者から)= 2枚

処分業者
C1票(控え)= 1枚

合計7枚。つづりの枚数と一致します。

誰の手元に何枚残るか

なぜB票とC票が2枚ずつあるのか

片方は控え、もう片方は返送用だからです。

  • B1 = 運搬業者が持っておく控え
  • B2 = 運搬が終わったことを排出事業者に知らせる票
  • C1 = 処分業者が持っておく控え
  • C2 = 処分が終わったことを運搬業者に知らせる票

C2票は運搬業者に戻ります。 これを知らない現場があります。運搬業者が「自分に戻るのはB1票だけ」と思っていると、C2票が来ても何の票か分からない。

いつ、どれが戻るか

現場ではこうなっている

いちばん多いのは「C2票を気にしていない」です。

C2票は、自分が運んだ荷物がちゃんと処分されたことの証明です。これが来ないということは、処分が終わっていないか、処分場の事務が止まっているということ。

排出事業者より先に、運搬業者が気づける立場にあります。D票が返ってこないという相談を受ける前に、自分のC2票を見れば分かる。

もうひとつ、E票の存在が忘れられがちです。E票は中間処理後の最終処分が終わったことを示す票で、180日と期限が長いぶん、忘れます。中間処理を挟む場合、ここまで追って初めて完結します。

<!– 現場メモ用:票の運用で困った話、社内の整理方法があればここへ –>

保管のしかた

保存期間は5年です。期限の一覧にまとめた通り。

実務上のコツは「返ってきていないものを分ける」ことです。

“`
[ 完結 ] A・B2・D・E が揃ったもの
[ 待ち ] どれかが欠けているもの ← ここだけ見ればいい
“`

全部まとめて綴じると、欠けている1枚が見つかりません。待ちの箱を作るだけで、90日を過ぎる事故がほぼ消えます。

運搬業者が先に気づける

まとめ

  • 7枚つづり。排出事業者に4枚、運搬業者に2枚、処分業者に1枚
  • 期限はB2・D票が90日(特管60日)、E票が180日。起算は交付日
  • C2票は運搬業者に戻る。処分が終わった証明
  • E票は期限が長いぶん忘れられやすい
  • 保存は5年。「返ってきていないもの」だけ分けて置く

※制度は改正されることがあります。実際の運用は管轄自治体にご確認ください。

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