産業廃棄物の仕事は、期限が多い。 しかも、それぞれ別の法令・別の様式・別の窓口に散らばっています。
全部を覚える必要はありません。ただ、どこに何日の期限があるかだけは知っておかないと、気づいたときには過ぎています。
1枚にまとめました。
結論:覚えるのは3つの数字
| 数字 | 何の期限か |
|---|---|
| 5年 | 許可の有効期間/マニフェスト・帳簿の保存 |
| 90日 | マニフェストのB2票・D票が返ってくる期限 |
| 6月30日 | 交付等状況報告書の提出期限(毎年) |
この3つを押さえれば、大きな事故はまず起きません。

許可まわり
| 内容 | 期限 |
|---|---|
| 許可の有効期間 | 5年(優良認定を受けていれば7年) |
| 更新申請の受付開始 | 期限の3か月前からが多い(自治体差あり) |
| 変更届(役員・事業場など) | 変更から10日以内が原則(内容により30日以内) |
| 廃止届 | 10日以内 |
更新申請は「出せばいい」ものではありません。 窓口が予約制の自治体では、直前だと2〜3週間先まで埋まっています。3か月前に動き始めるのが実務上の目安です。
自分の許可があと何日かは、更新期限を調べるで計算できます。カレンダーにも入れられます。
マニフェストまわり
| 票 | 誰から誰へ | 期限 |
|---|---|---|
| B2票 | 運搬業者 → 排出事業者 | 交付から90日 |
| D票 | 処分業者 → 排出事業者 | 交付から90日 |
| E票 | 処分業者 → 排出事業者 | 交付から180日 |
| 特別管理産業廃棄物のB2・D票 | 同上 | 60日 |
起算日は「処分が終わった日」ではなく「マニフェストを交付した日」です。ここを勘違いしていると、気づいたときには残り日数がありません。
期限を過ぎても返ってこない場合、排出事業者は30日以内に「措置内容等報告書」を都道府県知事へ提出します。詳しくはマニフェストのD票が返ってこないに書きました。
報告・保存まわり
| 内容 | 期限 |
|---|---|
| 交付等状況報告書 | 毎年6月30日まで(前年度4月1日〜3月31日分) |
| マニフェストの保存 | 5年 |
| 帳簿の保存 | 5年 |
| 委託契約書の保存 | 契約終了日から5年 |
交付等状況報告書は、マニフェストを交付した排出事業者の義務です。運搬業者が出すものではありませんが、排出事業者から「うちの分はどうなっていますか」と聞かれることがあります。
電子マニフェストだけを使っている場合、この報告は不要になります。紙と電子が混在していれば、紙の分は必要です。

現場ではこうなっている
期限が守られないのは、忘れるからではありません。気づかないからです。
- 許可の更新 … 5年に1度しかない。前回やったのは別の担当者かもしれない
- 交付等状況報告書 … 年1度。去年やったことを覚えていない
- D票の90日 … 毎日発生するが、1枚ずつ期限が違う
つまり、どれも「日常の業務」になっていません。仕組みで拾うしかない種類のものです。
現実的な対策は3つです。
- 許可の有効期限を、今すぐカレンダーに入れる(3か月前に通知)
- 6月30日を年間予定に固定する
- マニフェストは、返ってきていないものだけを分けて置く
3番が効きます。全部まとめて綴じると、返ってきていない1枚が見えません。「返送待ち」の箱をひとつ作るだけで、90日を過ぎる事故がほぼ消えます。
<!– 現場メモ用:期限で焦った話、社内でやっている管理方法があればここへ –>
よくある間違い
❌ 更新は期限までに出せばいい
窓口が埋まります。3か月前から動いてください。
❌ 90日は処分が終わってから数える
交付日からです。
❌ 保存は3年
5年です。マニフェストも帳簿も契約書も。
❌ 変更届はまとめて出せばいい
原則10日以内です。更新のときに変更届の漏れが発覚すると、更新自体が止まります。

まとめ
- 5年 … 許可の有効期間、マニフェスト・帳簿・契約書の保存
- 90日 … B2票・D票(特管は60日/E票は180日)。起算は交付日
- 6月30日 … 交付等状況報告書
- 10日 … 変更届・廃止届
- 期限は「忘れる」のではなく「気づかない」。仕組みで拾う
※期限や受付開始時期は、法令改正や自治体の運用により異なることがあります。実際の手続き前に、必ず管轄の窓口でご確認ください。
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許可の更新期限、把握していますか
産業廃棄物の許可は5年で切れます。更新申請の受付は期限の3か月前からのことが多く、窓口が予約制の自治体では直前だと2〜3週間先まで埋まっています。
許可証の有効年月日を入れるだけで、いつ動き始めればいいかが分かります。入力した内容はどこにも送信されません。
現場へ行く前に、その1件の利益が分かります
住所と廃棄物を入れると、燃料・高速・車両費・人件費・処分費を引いた手元に残る額を計算します。いくらで見積もればいいかも出ます。

